2007年03月10日

イン・ザ・プール





なかなかに面白い本でした。

伊良部っていう結構どうしょうもない医者(精神科もしくは神経内科)にかかりにくる患者さんのお話。4人の患者について。


強迫性障害とか妄想性障害とかなどなど。

現代人の抱えそうな病の人について。

自分に思い当たるところも多々あるなーと思いつつ、読みました。今のところ、鍵の閉め忘れはないかなーとか思って家まで帰ってみたりすることはないけれど、一人暮らしを本当に始めたら火の始末はちゃんとしたかなーとか思っちゃうのかもしれない。ま、盗られるようなものはもともとあんまし持ってないから鍵のかけ忘れなんかたいしたことないと思っている以上、そうそうそのての強迫性障害にはならないだろうなーとか思っているんですが、この病気はこれはおかしいと自分でも思えるのにやっぱりだめだってものらしいので、気楽に構えていてもやっぱりだめなときもあるのかもしれないですね。


こういう、精神関係のって話にするのは結構勇気がいると思うけれど、あほな医者を持ち出すことによってなんだかうまいこと納めてる気がしました。差別だなんだってすぐ騒がれる現代ですからね。

そしてこの医者のおかげでなんとなく患者が治っているのだからまた不思議なんですけど。(ま、小説の中だからなんとでもできるのですけど)この医者のキャラがほんといい。こういうやつは絶対本当の世界にも居るんだろうけど。


医者と患者の関係性ってものではこれぐらいの関係が一番良いのかもしれないなどとちょっと考えさせられてしまいましたw
posted by nerospecchio at 13:00| Comment(2) | TrackBack(0) | libro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
患者が「俺と話せるのはこいつしかいない」と伊良部によりかかっていく様が面白いよね。(もしかして宗教ってこんな感じなのかもしれないw)

でもこの医者―患者関係いいよなぁ。患者絶対主義でもパターナリズムでもなく。
Posted by あゆ at 2007年03月18日 13:43
ですよね。伊良部みたいな病院に居なかったら変人以外何者でもないみたいなやつにでも寄りかかるという。溺れるものは藁をも掴む式な。
でも、そこで悪徳医者になってはいないところがまたいいですよね。ただ、注射フェチだから、いらなそうな患者にも注射しちゃってるけどww

あゆが読んでたのでつられて読んでみましたが、なかなか面白くてよかったです。ありがとさん。
Posted by yunicorn at 2007年03月20日 16:59
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